自由律俳句 2022.01.12(水)/
田中恭平
アラームが長く鳴る、妻は起きない
ひとり起きて作業着に着替える
寒の水で洗顔する、すっきりする
名前すら覚えていない薬を服している
暗い、夜が明ける
今日も仕事の、体温計測する
炬燵つけてぼうっとしている
小さな旅として今日がはじまる
水筒を徹底的に洗う
時間に追われて労働者
戻る
編
削
Point
(1)