自由律俳句 2022.01.04(火) 夕べ/田中恭平
 
 
ゆうやけが地獄を洗っては沈む

ボロが併設された小さな社で拝む

山又山のさいご富士山を眺める

よく歩いた日のシャワーにほぐされる

シャワー浴びつつ妻のあたらしい歌聞く

明日は仕事の、体温計を捜す

すこしずつ卓上を整え深呼吸

禁煙ガム噛みつつ机に向かっている

紅茶飲む、落ち着けて足をほぐす

よく歩いた日のもうとろんとした目つき



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