自由律俳句 2022.01.03(月) 夕べ/田中恭平
 

寒風すこし感じつつ風呂はいり

月の行方しれずぼうっとしておる

牛タンビーフシチューが正月を彩った

カップをのぞいてお茶ののこりを確かめる

口さびしさ夜にチョコレットほっしています

明日もよい日の、妻は歌うだろう

観る花もなくなった公園もよろしい、歩く

夢の中でも歩いていた

コンビニ前のポスト隣に立つ灰皿

珈琲を飲む、私の優しさも力を失った

 
戻る   Point(1)