自由律俳句「食べられる退屈」(60)/遊羽
 
 知らぬうちタイヤに穴があく

 退屈とは人が生きている証

 叢踏みしめウサギの息探し

 度が過ぎて今日もまた何も得ず

 雑踏で手足に逃げられる

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