料理で俳句?鮎/SDGs
本日のお品書き〜鮎〜
よく見れば鮎のつくづく京唄子
最近スーパーなんぞで求める鮎はどれもこれも太りすぎで、脂もいやらしく、焼いていると炎とともに油煙のような煙があがり「お前はサンマか!?」と毒づきたくなりますな。あ〜やだやだ。そこへ行くと京都は花背の「美山荘」の鮎はよかつた。
祇園でタクシーを拾う。
「美山荘まで」
「花背…!?」
運転手は笑顔を浮かべた。
「おかげさんで、今日はこれで上がりにさせてもらえますわ」
車は東山通りを北上する。北白川あたりを通過するとき、運転手から声がかかった。
「ちょっとガスを充填したいんですが」
「?」
「いえ、帰
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