新年の詩でことほげるなら/秋葉竹
 
元日によろしくお願いする片恋



たとえれば揺れてる独楽が生きること


初風を感じず大海ゆく帆船


初あかね真っ赤な血の香がにじむ夢




門松は大きなお家の玄関に

数の子のつぶつぶ食感だけだけど

カルタ取り仲良くした過去ゆめにでろ!


今年こそお酒に飲まれない希い




正月の凧の糸切り逃がす風






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