さわやか句会1/花形新次
 
血しぶきに染まるバットと枯芙蓉

年越の蕎麦を詰まらせジジイ逝く

いつもより粘りけ強い餅食わす

寝た切りに冷水浴びせ冬の虹

襟巻の跡が鮮やか絞殺体

春を待つジジイの望み鉈で断つ

冬の耳コワルスキーの膝想う

初髪の乱れ気にせずフェラのきみ

市民デモ突入トラック冬の夢
戻る   Point(0)