俳句2012 2月後半/北大路京介
 
白魚にためらい傷がありました

スーツ着て会社に行かず凧あげる

君だけが友達でした藪椿

春淡し俺から会社辞めてやる

種芋になれずに腐り果てていく

ミシュランの調査員ぶり田螺和

美と神秘 魔法と愛と蜆汁 

梅の香がしないんだけど造花かな

猫の日は猫の入場無料です

新しい服に噛みつく春の鹿
戻る   Point(13)