雑詠8句/アハウ
 
残暑に解けているヒモ結ぶ


こことそこ無名の余白に虹が架かる


日没が誘う秋の夜の暮れるを待つ


孔雀さまよえる詩人に園開く


命の華らに梵天の配慮は水やり


静かに息を整えると秋がくる


樹木みつめても在る事に変わりナシ


スタンドの灯じっと見つめる様な秋

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