忘我よ、そばに/吉岡ペペロ
 

つかれすぎたら最高の忘我がひつようだ

それがおまえだからおまえがそばにいたらなにもいらない

おまえがそばにいたらなにもいらない


勝俣が気の利いたことを言った

そして朴訥なドヤ顔をしていた

ぼくはそれを見つめていた

生きている意味を考えた

そしたら死にたくなるからだめだった

ぼくはこんな虚無のなかにいる

まるで精一杯精密に生きている


つかれすぎたら最高の忘我がひつようだ

それがおまえだからおまえがそばにいたらなにもいらない

おまえがそばにいたらなにもいらない
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