ぼくは最低だ/
吉岡ペペロ
ぼくは最低だ
出さなきゃ普通になれない
ぼくは望まれていない
きっといないほうがましだ
それを謝りながら
おやすみなさいをする
外灯に輝く新緑を
羨ましく見つめていた
季節に輝く香りを
涙しながら嗅いでいた
ぼくは最低だ
出さなきゃ普通になれない
ぼくは望まれていない
きっといないほうがましだ
それを謝りながら
おやすみなさいをする
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