その夜/
瑠音
星を 造る
真っ赤がほしいと思ったのは別にあなたが好きだからじゃなくて
きっと子供たちに分かりやすいから
まじないの よう
なにも変わらない距離と
なにも変わらない距離と
なにも変わらない距離と
星を降らせて
はたはたと音を立てるそれの
ひとつひとつに名前を
わたしが造った気持ちなら
わたしが名付けてもよいでしょう
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