路上で考えていた/
吉岡ペペロ
木々の緑とは虚無のことなのかも知れない
緑とは葉緑素の目に見える色のことだ
虚無とはどこか一点へと向かう苛々した無数の風のことだ
だから
色とは苛々した無数の風のことなのかも知れない
色は目に見える
風は目に見えない
だから
目に見えるものとは
目に見えないもののことなのかも知れない
木々の緑とは虚無のことなのかも知れない
緑とは葉緑素の目に見える色のことだ
虚無とはどこか一点へと向かう苛々した無数の風のことだ
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