回ることなく 在ること/
瑠音
そうしてできた境界線が
ぼくを守った
いのちは 擦りきれる
曖昧な毎日
確かな真実ひとつ
ああ あなたが触れてくれたら
願い事で 水は枯れない
それならいっそ
溺れて
誰もいないうみで
ぼくの心のうみで
溺れて
それでも触れようとして
戻る
編
削
Point
(1)