いのちくれない/
吉岡ペペロ
葉緑素のような若々しさが抜け落ち
いのちはその住所に透明になるのだった
いのちはくれないだった
たしかに若さは欲望だ
いのちはきいろだった
傍若無人の欲望だった
いのちはちゃいろだった
葉緑素のような若々しさが抜け落ち
いのちはその住所に透明になるのだった
あるがまま透明だ
戻る
編
削
Point
(2)