休みの日の朝は/
吉岡ペペロ
休みの日の朝は
なんの変哲もない喫茶店にゆく
香ばしくてゆるい珈琲の匂い
水っぽい湿気たぬくもりが心地好い
珈琲をすすり煙草をくゆらす
覚醒を待ちながら新聞を読む
僕はそれ以上のなにものでもない
そして
その対価として硬貨を数枚差し出す
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