プーさん、あなたはだれだったのか/
吉岡ペペロ
クリストファー・ロビンはいつも女の子のように思えるのだった
ちいさな胸にはメルヘンを抱いていた
肩をおとすようにも祈るようにも描かれていた
世界は居心地のいいところではないようだった
100エーカーの森や森の動物いがい
クリストファー・ロビンのメルヘンを守るものはいなかった
ぼくはといえば
ぼくのメルヘンを守るのはぼくしかいなかった
プーさん、どうしてぼくにはいないのかな
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