亀 ‥‥ 続き/
アラガイs
亀はじっとして動かない
僕は固い甲羅になった亀の両脇を片手でおそるおそる上から掴み上げると
道路脇の川へ下りてゆき逃がしてやりました 。
亀は うれしかったのか 哀しかったのか
目には涙に濡れた跡がありました 。
死んだ 兄さんの目によく似ていました 。
戻る
編
削
Point
(6)