だしぬいて/吉岡ペペロ
 

だしぬいて
宇宙が空にせり出していた
影絵とは宇宙のこと
シンプルな微熱が続いてゆく
いつの日か宇宙の一隅で
孤独な嘘を吐き出している

だしぬいて
宇宙が空にせり出していた
愛しいとは悲しみの轍のよう
誰もが明日への旅立ちを夢見てる

だしぬいて
会いたい気持ちだけ物質化させる?
明日を見つめるがいいだろう
懺悔のようなものを残して

だしぬいて
宇宙が空にせり出していた
影絵とは宇宙のこと
シンプルな微熱が続いてゆく
いつの日か宇宙の一隅で
孤独な嘘を吐き出している
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