セピア色の夜/吉岡ペペロ
 

機械的に家路を歩いてた

なんにも考えずに

帰巣本能でもあるまいし

歩道橋の向こうに

私を照らす光源があった

セピア色した夜に

私は突撃したのだけれど

それは本能でなく

機械的にした訳でもなく

私の意志でやった

なにか昂揚が欲しかった
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