卯月に疼いて/TASKE
 

春…耳を澄ませば聞こえてくる、自然の息吹と生活の音

幸せの形…ほんの些細な心の交流

卯月の頃になると体が疼いてくる…

「早く生まれたい」

「生まれ変わりたい」と雛、雛が俺を呼んでいる

ピヨピヨピヨ…

さあ、心に春が来た

今日も君の頭を撫で撫でするように、雛の成長を優しく見守っている

春、夏、秋、冬

人々は何通りもある四季の道を一生掛けて奏で続けてるのだ

ひとりひとりがそれぞれ4分音符、8分音符、16分音符だったり、3人揃って3連譜だったり、それぞれの空間に響き渡る生活のメロディー、交差点を行き交う人々の摩擦に依って奏でられるアンサンブル
思いやり、心のコミュニケーション
桜の花
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