夕方欺瞞/黒乃 桜
こういうの集めるの好きなんです
やりたいくせにやってもいいとか言っちゃうように
それはそつなくタイミングが良く
正反対に尊敬疑念
そういう風に感じてたり
そういう風になってたり
鍋を洗うの好きなんです
綺麗になってく鍋じゃなく
汚れてくる水を見るのが好きなんです
そんな 捻くれてるって言いますか
それでも取り囲まれたなら
それはどんなケースを求められていて
出来るか出来ないかではなく…
冷たい水被るの好きなんです
それは洗い流れるより塗りたくられる
落ちきってしまった灰色
それにオレンジだとかを混ぜ込んで
また明日を嘲笑うんです
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