日曜日の朝/
吉岡ペペロ
スーツだけ着て陣中見舞いにゆく
待ち合わせの工場のまえで
仲間が来るまでアイドリングしている
日曜日の朝は夕方のようだった
なにかの追憶のようにも思えた
懐かしい空が風に吹かれている
悲しいことを探してみた
楽しいことを探してみた
いまここにいることを伝えていた
スーツだけ着て陣中見舞いにゆく
待ち合わせの工場のまえで
仲間が来るまでアイドリングしている
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