薄暮のなかで/
吉岡ペペロ
改札口をでると広場は薄暮で
ほの暗い木々のなかに雀たちが鳴き渡っていた
こんな時間帯に、風にあたっているなんて、いつぶりだろう、
ベンチでたばこを一本燃やす
決然とベンチから立ち上がる
タクシー乗り場へと歩き出す
改札口をでると広場は薄暮で
ほの暗い木々のなかに雀たちが鳴き渡っていた
こんな時間帯に、風にあたっているなんて、いつぶりだろう、
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