ねがい/
見崎 光
本当はね
この手で貴方を
守りたかったんだ
本当はね、
胸の奥のピュアな部分で貴方を
愛しぬきたかったんだ
本当はね。
この命を賭けて貴方を
支えたかったんだ
本当はね、
本当はね。
全てで貴方と
寄り添いたかったの
素直に『好き』と言えなくて
ごめんね
自分の身勝手さを棚にあげて
理解もなく責めて
ごめんね
未だに好きで
切なくて
苦しくて
勝手に泣いて
元気…戻らなくて
ごめんね
本当はね
私が貴方を幸せにしてあげたかった…
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