曇り空へ向かう赤/
瑠音
たくさんの 赤が
それが必然であるかのように雲を見ていた
向かう 山
つれていかれるのが怖くて
ギリギリで右へハンドルを切った
ねえ
教えて
何を目指すの
何があるの
先が見えなくて
何処へもいけない
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