ホリデー/
瑠音
その一日を
あたしは部屋から出ることなく過ごそうとしていた
必要以上に広い部屋を持て余して
布団の上で重い体を転がす
返す予定だったメールは
ひとつも減っていなかった
嗚呼 あぁ
くらい と小さく呟く
あたしは誰ですか
嗚呼 あぁ
君に会いたい
間違えた
今
君に会いたい
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