朝が来る/
風音
昏い昏い
夜があけようとしている
黄金色の朝は
いつも下からやってきて
夜は上に追い払われる
おはようって
最初にいいたいのは
やっぱりあのひと
でも
会えないから
街に向かって呟く
おはよう
また
今日がきたよ
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