そらのうた/和森朱希
 


あのとき
きみと見た
あおぞらは
不安でいっぱいのぼくを

新しい
明るい気持ちにして

まほうをかけてくれました

今ひとりで見る
そらは
あの時とおんなじように
きれいで

ぼくの瞳を
そら色に染めて
いるけれど

どこか
さびしいきもちは
消えてくれないのです。
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