数え唄/
見崎 光
葉を
何枚、犠牲にしたなら
満たされるのでしょうか。
いいえ、
認められるのでしょうか。
綴る言葉の陰り、
光合成の出来ない胸中
鳥は何度この葉を持って
温もりの欠けた窓を
鳴らしたことでしょう。
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