秋の葉に/ぽえむ君
 
秋の葉に虫の音の葉交じりつつ
   言の葉添えず秋の深さに

(歌意)
秋らしい紅葉の葉に虫の音が交ざっている
(その趣は言葉では表すことができず)
秋の深さに言葉を添えられない

「秋の葉」「音の葉」「言の葉」の葉を使って
秋を表現したもの
「秋の深さに」の「深さ」は時期的に深くなって
いくことと、美の深さの両方の意を重ねている。
四句と結句は歌の広がりや、「ウ」の音よりも
「イ」の音で終わる方が伸びや余韻がある感じ
がする等、あえて倒置にしてある。


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