【短歌】朝帰り/壺内モモ子
 
居酒屋のアルバイトして過ごす夜満月見ずに朝迎えたり

エプロンを外して背広姿なる夜勤を終えた料理長かな

ぐうぐうと寝息聞こえる早朝の普通列車小川町行き

チクタクと腕の時計の音聞こゆ五時十分の静かな大塚

朝帰り携帯電話のアラームの音とバイブレータに気がつく
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