いつか/夏川ゆう
 
一段と冷たい風が吹き抜けて秋の終わりを枯葉が告げる


流れ星見えないほどの街明かり願うことさえ許されぬ夜


いつか観た夢の続きは何処へやら途切れたままの恋物語


雨宿り絶え間なく降り時間だけ奪われてゆく初デートの日


電話中窓から見える同じ月あなたと共に見れる喜び
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