新宿 (愛の街角) 第一章/恋月 ぴの
 
ニ日酔い眠れぬ朝に大あくびホテルよりいずる朝日のなかで

何故に外したネクタイ風にのせ一心不乱にバット振るのか

振りぬいたバットの先に君がいて微笑みの向う打球飛ぶ

乾いた音ひとつふたつと撃ち続け差し込む朝日バット振る手に
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