雨が消してしまう前に/
ねいやん
両頬に掌そえて読み取った肌のにおいと温度とカーブ
いるはずもないのについつい振り返る前頭葉は未練がましい
端正な顔立ちの君が言い放つトイレの匂いだよ絶対に
円盤の奏者がギターを置いたころ甘い余韻も匂い立つころ
花束じゃなく一輪で足りるんだ嗅いでる君の顔が好きなの
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