好き/秋葉竹
 

 

好きだよと
聴こえた深夜きよらかな
ほおに紅でも残したくなる



呼び声が
眠りをさます新しい
夜をいくども肯定するから



なぜだろう
悲しみだけが罪を刺す
心の未練を忘れるほどの




てのひらが
憶えているのはあの夜の
君のやさしさほおのぬくもり




かぎりない
寂しさだけが罪をみて
不器用な目でサングラスして




さよならと
云ってそのあと泣いたのは
僕ではなくて空の三日月








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