時のあとさき/秋葉竹
 



知らないと
云い切ったあと目を伏せて
あした小雨になれよと希う



逆流と
いうほど強いことじゃなく
ただ不正義に血が騒ぐだけ



ホリデーに
街のイルミを愛で歩く
夜の寒さは寒さのままで



クリスマス
なんてそのうち過ぎるから
あと何日とか騒ぐな世間



聖夜には
こころが綺麗になるという
嘘でもいいからそうありたいな



まだまだの
寒さを毎朝噛みしめて
まだ底じゃない?真冬はいつから?



タイミング
だけが大事と想ってた
そんなわけなく愛を逃して








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