j余剰分芸   163/エヴァル−ジュ
 
透明な風羽ばたける春の海

吾もまた雑草として春時雨

雲の上でも降っており冬終わる

砂ひかる一人三月の島に立つ

フラココや東海汽船イルカくる

故郷に晴海ふ頭や桜貝

青木部屋戦い知らぬ初音聞く


戻る   Point(3)