真摯/秋葉竹
 
才能が
ないのにうたをうたってる
そのこころねが真摯と信じて


なぜだれも
わたしを好きにならないか
こころ偽り知ってるふりする


このままで
いいわけないのは知っていて
不眠の夜にスマホをみている


だからさぁ
ゆっくり歩いてゆきたいと
君とふたりで編みあげる恋


常識を
覆すほどワクワクと
愛を語った可愛いくちびる


恋してる
可憐な罪をひた隠し
ふたつの顔で昼夜をすごす


マジラブな
結果の果てがこの部屋の
ピンクにまみれた甘い雫ね


夏の夜
猫のとなりで添い寝して
お茶目な夢の中で踊ろう


青色の
ひとに真摯な恋をして
寂しい夜に突っ伏している








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