かおるの音    蒼風薫/梅昆布茶2
 
朧夜の思い裏腹くっきりと顫える明日の爽快な空

泣き腫らしそれでも明日の靴を今磨いています頑張っています

青空を覚えぬ五つの日になぜか四季はそれぞれに掴んでいた掌

年に4冊届く本には先生に読んでもらえた歓び道満ちぬ

頑張るな自然体でというけれど平均台ならそうだろうけど

思いっきり無駄吠えみたく声あげて泣いてみたいよ樹海へ行って

いつの日も寂しい夜が必要で今日も寂しい明日も寂しい

どこにいても同じ月と星どこでも声の届くケータイ電話

暖かいご飯知らずす日てゆく日々が一番怖い人生


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