地図/はるな
 

香ばしい指が私の道を行く
だからわたしは地図として鳴く

触れるとも触れずとも落つ肌の上
あるかなきかの道標など

つまらない日々の余白を奪い合い
鳴いて見せたらああおもしろい


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