よる/
秋葉竹
(短歌七首)
真夜中に
起きてる僕は世間とか
常識とかに泥かけている
なんていう
未来は暗いと云いはって
いっしょに泣こうと云っているのか
終末を
みて来たような悲しみの
目をして語るのやめてほしいな
最後など
宇宙にさえも訪れる
生かされてる意味問うは黎明
豆球に
しないと眠れないのです
彼女の寝顔がとっても綺麗だ
空を飛ぶ
夢をすっかりみなくなり
疾しいくらいしあわせなよる
なんつって
綺麗な嘘をつくよるは
泣きたいくらいの棘を呑み込む
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