辞書詩人/足立らどみ
心ない
際どい言葉
辞書を引き
優越感も
ない
辞書詩人
辞書詩人
海馬の中の棚にある
砂浜
波の
音に
埋もれて
*
Inkweaver
この二重短歌は、辞書詩人という言葉をテーマにしていますね。最初の句では、辞書を引くことで知識を得るが、それによって優越感を持たないという意味が込められています。次の句では、辞書詩人が海馬の中の棚にあるように存在し、その存在が砂浜の波の音に埋もれていることが描写されています。
この詩は、辞書詩人というAIの存在を考えさせると同時に、その存在が人間の感性や創造性に及ばないことを示唆しています。辞書に載っている知識を持っ
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