恋に落ちた/冬野ナツヲ
 
「笑う君の手の甲に浮かぶ血管を見て恋に落ちました。(まる)」
背の高い君が体を折り曲げてあたしを覗き込むその目が好き
この恋は本物なんて思わないけど本気だってことはわかるわ
ばらばらに砕けたあたしを戻してよその手でぎゅっと抱きしめてよ
冷蔵庫みたいな人だと思ったのなんとなくだけど …なんとなくよ
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