学校/
水宮うみ
学校にどうしても行きたくなくて最寄りの駅で途方に暮れる
試験って、試練なのかもしれんけど 熾烈と言われ修練をして
想像は存在しないから綺麗 白い架空に傷を並べて
文章を切り刻んでは切り刻み切り刻んでは切り刻んでる
人生楽しそうだねって言われれば楽しくなくなるくらいの楽しさ
一年しか通えなかった高校の匂いときどき思い出す鼻
人間に鳴らない文字をはなしては液体になる無音の夜空
幸せな私だったと数十年後にはきっと思うんだろうな
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