朝を迎える/道草次郎
 
大いなる
間違い顔に
湛えても
君こともなげ
「それは小さい」


頑張ると
いう言の葉の
信頼度
とことん下げて
秋の真ん中


お互いの
言い分なんて
どこへやら
訳分からずも
ともに月観て


率直な
君の言葉は
秋の創
カラカラいって
転がれ自分


朝を手に
「おはよう」なんて
LINEする
スタンプよりも
いくらかマシと

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