短花/水宮うみ
 

真っ白なノートの世界に降り立って黒鉛の羽根をばら撒き進む

いつの日かあなたに褒めてもらうため僕はこうして詩を書いている

短歌書く女の子から溢れだす音と言葉と愛と眼差し

花のように笑うあなたのもういないこの世界にもまた花が咲く

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