空は見ている/
白島真
優雅なるおのが自虐の洗礼に母性あなたは鏡のごとく
聖典を真夜にひらけば一本のわが少年の髪ユダにありき
さようなら僕のジュラ紀よ骨格の恐竜だけが透明だった
一本の濃きまみどりの樹と生れて死したる後も森はまみどり
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