かおるのおと「過去・夢・現」5首/
もっぷ
三歳のまなざしのまま覚えてるバケツとシャベルと砂場とシチュー
少女ならほしかったはずのあれもこれもなかったけれどあしたがあった
如月の終わりの頃の曇天は生まれる前の躊躇いのようで
【夢】
午前八時迫りごみ捨て待ったなしパジャマの上にダウンで出陣
【現】
宿命のごみの日の朝アラームを憐れむ誰かが止めていたので
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