水切りのようにうそを続くまで/tinsukou
図書室に夕日が満ちる放課後にそっと抜き取るような逢瀬だ
切ないという感情を愛しすぎて斜めに磨り減るヒールのかかと
あの人に抱かれるために降りる駅踏み外す白線が問うてる
タピオカをやさしく挟めば一度きりあの子のそれのやわらかさになる
質問と答えみたいな前戯だね百問百答いってみようか
スカートをめくりあげれば草花木一斉に芽を吹き始める
すいませんあと30分遅れますピロートークは省いていいよ
連打する親指が太くなっていくゴブリンに犯される夢をみる
たんぽぽの綿毛きれいに飛ばしたの心もとない私のパイパン
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